HASHIGAKI

端書きです

マカロニえんぴつは2020年に若者の希望となれるか

 

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ツアーの初日に足を運んでこの記事を書いた頃、まだ今日ほど寒さは進んでいなかった。いつだってそうだ、線引きをどこに見つけることもないまま秋は冬を迎え、陽は伸びたり短くなったりしていく。いい人が好きな人に変わる瞬間もここだという部分はないし、男だとか女だとかで決めつけたりない心が尊重されている現代において時に、きちんと目に見える区切りをつけない方が良いことも多いように思える。春から夏、夏から秋、秋から冬、そして春。季節の移り変わりや、若者とそうでない者との区切りもまた、探しても見つかることがない。

17箇所19公演を巡ったマカロニえんぴつのツアーが千秋楽を迎えた。彼らがツアーファイナルの舞台として私達の手を引っ張り連れてきたのは、東京は赤坂、マイナビBLITZ。1400人を超える大ステージは大きく空間が拡がり、高い天井には無数の照明がぶら下がり、曲中の彼らを彩る。客席を曲の世界へと誘い、ステージの上も下も1つに包み込む。ここまでの人数が集まるライブとなれば演者は代表者だ、と思う。私達の代弁者だ。口に出したら嫌われる。取り繕って取り越し苦労する大損の毎日を、切り取ってくれる光。そして希望である。

公演の最後に発表された4月にリリースされる2年振りとなるフルアルバムのタイトルは「hope」そしてそれに伴う全国ツアーの発表。マカロニえんぴつは私達の日常の希望になれるだろうか。タイトル通りの作品を届けてくれるだろうか。

そもそもこれだけチケットが取れない人気があるとわかっていて、落選の憂いを体感しながらも、発表されるツアーのキャパシティが大きくなっていくことに対するこの胸の高鳴りはなんだ。100が200になり、200が500になり、500が1000になり、1000が3000になる。私達が本当に望んでいるのは確実にチケットが当選するファンクラブなんかじゃない。ちっぽけなこの想いを乗せたこのバンドが、私達ごと未来を背負ってくれる光景なのかもしれない。期待はマカロニえんぴつの音楽を望む毎日とこれからも続く。ホープ。この1枚で未来を担うバンドになれるか。彼らのこれからに注目するのは世間か、私自身か。

 

誰かと同じ時間を分かち合いたいから余分にチケットを取ろうとして取れない。取れても当日まで余ってしまったりする。手に入れたい公演と全く関係ないのない公演のチケットの交換希望を出したりもするし、周りの人に気を遣うこともなく、無理矢理割り込んでいったり、ここが見えやすいからと通路を塞いでしまったり演奏中の合間に話し声をさせてみたりもする。インターネットの手軽さに身を預けては接点を作ろうと奮闘する。自らが置かれている環境でそんなコミュニケーションを取ろうと考えることはせず、周りには誰もいないと膝を抱える。日々の溢れるほどの愛の強い流れの中で、リズム良く息継ぎができないだけで愛されていないと溺れていく。とにかく勝手なのだ。傲慢で身勝手なのが私達、若者なのだ。

決して美しくない私達のことを、私達に代わって彼らは胸を張り音楽に変えてこう叫ぶ。「僕らは美しい」


マカロニえんぴつ「ヤングアダルト」MV

 

【マカロニえんぴつ2020年1月12日ツアー千秋楽 セットリスト】

01. 青春と一瞬

02. トリコになれ

03. レモンパイ

04. 恋のマジカルミステリー

05. 眺めがいいね

06. MUSIC

07. 愛の手

08. ワンドリンク別

09. 幸せやそれに似たもの

10. TREND

11. STAY with ME

12. ブルベリナイツ

13. あこがれ

14. 二人ぼっちの夜

15. 洗濯機と君とラヂオ

16. Supernova

17. ハートロッカー

18. ヤングアダルト

En.19.恋人ごっこ(新曲)

En.20.ミスタブルスカ

 

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クリープハイプの下北沢、何者でもない圏外の天井

高校で軽音楽部に入部して音楽を始めた。子供の頃からとにかく飽き性で、野球もサッカーもバレーボールもやらせてもらったけど、周りについていけなくなって数回でやめてしまった。なんでも始めてはすぐにやめてしまう人生だった。それまでに続いたものと言えば祖母に言われてなんとなく始めた英会話教室くらいなものだった。それなのに音楽は触れれば触れるほどこの心臓をつかんで離さなかった。周りについていけなくなればなるほど、もっと練習した。少しは女の子にモテたいという気持ちもあったと思うけどそんなことは誰にも話さなかった。寝る時間と授業を受けている時間以外は寝食を忘れて弾き続けた。ライブハウスを知って音楽にズブズブに浸かったまま迎えた高3の夏、音楽でご飯を食べていきたいだなんて大それた気持ちは微塵もなかったけれど、こんな自分が音楽を続けることのもう少し先の景色を見たくなって、先輩バンドマンの勧めから大学に入学することを決めた。なにかになりたかったわけではなかったけれど、なにかになれる気がしていた。

 

何かを計算したり何かを実験したりすることは全然できなかったけど、可もなく不可もないくらいの成績で生きてきたが、大学に入学して勉強にはほとんどついていけなくなった。毎日90分ごとに刻まれるその区画にただぶら下がっていた。肝心の音楽も続いているような続いていないような状態で、大学生活とアルバイトの間を埋めるような存在になっていた。高校に入学するとき家族には卒業したら働けと言われていたのにそれを押し切ってここにいるのに、結局なににもなれない毎日がだらだらと流れていた。どうにもならなくなったときには決まって、当時大切に持ち歩いていたiPod touchを片手に喫煙所のベンチに1人寝転び、タバコを吸いながら音楽を聞いていた。当時仲の良かった女の子に教えてもらった「左耳」をきっかけに聴き始めたクリープハイプの「ごめんなさい」がイヤホンから毎日聴こえていた。誰にも届けない、誰にも届かない「ごめんなさい」だった。それでも見上げた青空は雲ひとつなく綺麗で、キャンパスのガラスに跳ねた日差しが眩しかった。こんなだらしない男のことなど見ないで欲しかった。家でギターを弾かなくなった時間は全て、「おやすみ泣き声、さよなら歌姫」の初回限定盤についてきたライブDVDを再生する時間に溶けていった。DVDの中のボーカル尾崎世界観と同じ服装や同じ髪型をしたりした。「キングスプレイス」というラジオのパーソナリティを尾崎世界観が務めていた夜には耳を傾けた。このラジオがきっかけて開催されたライブにも足を運んでは、もみくちゃにされながら「セックスしよう」と叫んだ。確かこの頃に尾崎世界観ツイッターをやめた。勉強でもアルバイトでも恋愛でも友達でも就職活動でも後悔した二日酔いの朝ですら、クリープハイプの音楽を聴いていた。今思えばあれは溶けていったのではなく、夢中になったことも夢中になれなかったことも全て無理矢理溶かしていたのだと思う。

 

2019年11月16日。クリープハイプが10周年を記念して東京は下北沢Queにてワンマンライブを開催した。そのキャパシティはおよそ280人。トイレの一角に死角こそあれど、どこに立っても目の前にステージが広がるいい空間だなと感じた。幸いにも2桁台の整理番号で早めに入場することができて、いちばんうしろの中央、壁を背に陣を取った。携帯は圏外でゲスト用のwi-fiのパスワードが掲載されていたけど、ライブハウスの暗がりと人影で上手に読めなかった。だけど今夜はそれでよかった。誰とも繋がれない状況を無意識の中に望んでいた。開演して「栞」が歌われたとき、てっきり"古いレア曲"のオンパレードなのかと予想していたものだから面食らった気もしたけれど、目の前に広がる手のひらの間に立つ尾崎世界観はそれを望んでいた。続けて演奏されたのは「愛の標識」だった。擦り切れることはないけれど、擦り切れるほど再生したDVDの1曲目だった。あれからの生活の中で"死ぬまで一生愛されてると思ってた"ことはあった。"君が居ない部屋に1人だった"ことを思って泣いた。続いた「イト」のこの手を引っ張るようなイントロでさらに泣いた。もう演奏している姿を見ることはできなかった。せっかく当たったのに随分もったいないような気もしたけれど、そうするしかなかった。「イノチミジカシコイセヨオトメ」で「生まれ変わってもクリープハイプになる」なんて台詞を口にした尾崎世界観を見て、周年の重さを感じた。小さなライブハウス特有の音の割れ方や、謙虚な照明、低い天井。いちばんうしろから見るライブの様子はまるで曲目こそ違えどあの日のDVDの中に入り込んだようだった。尾崎世界観は冬の合間に降る雨ほど少量の毒を吐いた。この声に、この毒にこの人生は何度も救われてきたのだと、何度も何度も自分のことを抱きしめるような温かくも淋しい気持ちになった。ジャニーズのライブではないけれど、ど真ん中の真後ろにいる自分と尾崎世界観の目が何度も合ったように思えたし、目が合っている、見られていると感じた瞬間はこちらも目を離さずに応えた。なにも伝わっちゃいないだろうけれど。前方で必死に手をあげて音楽を浴びに行く自分はこの日いなかった。代わりに楽しむおよそ20代前半の面々を見て、あの頃、自分もあの中にいたはずなのに、それからクリープハイプが周年を重ねた数と同じだけ歳を取っている自分と同じくらいの人がいてもおかしくないはずなのに、その姿に気付くことはなかった。あの日周りにいた人達はみんなどこかに行ってしまったのだと思った。そうか、自分だけ未だになににもなれていないんだと思って、また泣いた。

 

アンコールは無かった。こんな日のクリープハイプらしさを感じた。外に出て吸ったいつも通りのなんでもない空気が、これ以上のものはないと思えるほど美味しくて、もう今日このまま死んでも後悔がないと思った。こうして今日も生きてるけれど。バーカ、バーカ。

 

 

クリープハイプ

10周年記念ライブ

2019年11月16日下北沢Que

 

【セットリスト】

1.栞

2.愛の標識

3.イト

4.一生のお願い

5.さっきはごめんね、ありがとう

6.鬼

7.おばけでいいからはやくきて

8.NE-TAXI

9.けだものだもの

10.グレーマンのせいにする

11.ボーイズENDガールズ

12.クリープ

13.5%

14.新曲

15.イノチミジカシコイセヨオトメ

16.手と手

17.身も蓋もない水槽

18.HE IS MINE

19.左耳

20.二十九、三十

21.風に吹かれて

ずっと真夜中でいいのに。「潜潜話」ディスクレビュー

2018年「正しい偽りからの起床」をリリースしてから、衝撃の楽曲を生み出し続け「今は今で誓いは笑みで」を経て、2019年のポップシーンの顔といえば、と口にしても誰にも咎められないほどのし上がってきた"ずっと真夜中でいいのに。"

満を持しての1stフルAL「潜潜話」がリリースされた。

 

  1. 脳裏上のクラッカー
  2. 勘冴えて悔しいわ
  3. 居眠り遠征隊
  4. ハゼ馳せる果てるまで
  5. 蹴っ飛ばした毛布
  6. Dear Mr F
  7. こんなこと騒動
  8. 眩しいDNAだけ
  9. ヒューマノイド
  10. グラスとラムレーズン
  11. 正義
  12. 優しくLAST SMILE
  13. 秒針を噛む

 

(……っていうかこの曲目は1stALどころか、もはやベスト盤じゃねえか。令和時代の圧倒的ベスト盤。)

 

独特の世界観が映されたアニメーションMVフジロックのステージへ初出演で話題、見えないビジュアルでポップシーンに一石を投じる彼女が奏でるのは毎作、摩訶不思議ながらもどこか身近なポップソングの数々。

 

太陽の光が遠い、狭く暗い自室の中から夢の中に飛び出した少女が胸に抱える迷いを、その葛藤を、これでもかというくらい全て吐き出したような、同じような日常を送る若者のため息に色をつけるような言葉の紡ぎ方。

レールの上しか走れないはずのジェットコースターに乗っているのに、曇り空の上の青空よりさらに上、その星空の奥向こうまで連れていかれてしまいそうな感覚になる展開。

気付いた時にはいくつものフロアを飛び越えていて高層フロアまで上昇していてこちらの耳抜きが間に合わない高速エレベーターのような音階。

 

そしてそんな楽曲の隅で、都会の喧騒をイヤホンで塞いでひとりぼっちの世界を歩いた帰り道の静けさが堂々と横たわっているのがさらに魅力的で、とにかく1曲の中の展開が多く、繋がれたものを放さない力が今作にもしっかりと根付いている。

 

ACAねの素性はおろか、メンバー編成も明かされていない彼女達は、姿こそ見えていても、心はなにも見えないまま誰かと接している私達の生活、ほとんどそのもののように思える。

自分が誰かわからない私と、夢の中で出会った顔の見えないACAね、ずっと真夜中でいいのに。との、ひそひそ話。

このままどこまで連れていかれようか。ここは夢か、はたまた。

【※セトリ記載有】seasonツアーに行けない人のための横浜公演レポート

セトリ記載があります!!!

MC内容記載があります!!!

 

MC内容は完全のものではありません。

20201122359分までセットリスト、MC内容の一切の無断転載を禁じます。

 

 

 

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定刻の19時を5分過ぎた頃、ベース音が主体となったBGMをゆらゆらと泳がせる、濃く深い青色の照明がぼんやりとステージを照らすのをやめる。

 

田辺、長谷川、高野、高浦(サポート)の順にステージに姿を見せ、一呼吸置くとはっとりが現れ客席を煽りあげる。

客席の熱も一気に上がると、ギターを持ったはっとりがギター1本で歌い出した。その声は一瞬であの頃の記憶を呼び覚ましながら、彼らの世界へと引き込んでいく。

 

 

01. 青春と一瞬

いい。

 

02. トリコになれ

照明:

 

03. レモンパイ

冒頭はっとり「早くもノリノリだねえ!」

照明:黄色少なめ白強め

 

04.MAR-Z

横浜を焼き尽くす程の真っ赤な照明が印象的。

 

=MC=

 

はっとり

「楽しいライブでした。またどこかでお会いしましょう」会場「えー!」

はっとり「あれ?楽しくなかった?笑」

 

「よくチケット取れましたね!俺だったらこれだけ取れなかったらもう嫌いになっちゃう。でも本当にマカロニえんぴつと音楽を愛している人がここに集まってくれています!」

「初日はだいたいひどいので心配していましたが、今のところバッチリです!」

 

05. 恋のマジカルミステリー

高浦のドラムから入り原曲と同じ長さで曲入り。手拍子煽りあり。

「ノーセンキュー」は大ちゃんのコーラス。良い。かわいい。

 

06. 眺めがいいね

お決まりのサビ前で大ちゃんと賢也のジャンプがかわいい。

はっとり「いけー!田辺よしあきぃー!」ギターソロ。

 

07. MUSIC

曲間はっとり「抜くのはダメ言えるかな?」

煽りはなく曲の流れのまま「抜くのはダメ!」

 

08. 愛の手

照明:深い青、濃紺基調

しっとり歌い上げるではなく、セットリストの中の1つのピリオドとして歌われた印象。

この曲で今日のはっとりがめちゃくちゃ声出てるのに気付かされる。

 

09. ワンドリンク別

曲前はっとり

「さっきのMUSICはすがかった。朝メシ食べてきた証拠だよね。」

 

「女の子どれくらいいるの?」

黄色い声援 :

「男はどれくらいいる?」

野太い声援:

「お前らにかかってるぞ!」

野太い声援:

「手広げてんじゃねえ!拳上げろ!!男どれくらいいるんだ!」

野太い声援:

「女の子はどれくらいいる?」

黄色い声援:超大

「男勝ったな」

ワンドリンクべっつー!後の、

「終わるまでどうか」原曲通り

 

10.なんだったっけ

(なんだよこのアルデンテツアー……。)

 

11.幸せやそれに似たもの

照明:オレンジ

よっちゃんのギターソロのタイミングで、大ちゃんソロが始まる。刺々しい不協和音のような、だけどどこか優しさもあるような演奏は次第に賛美歌のような展開を見せる。

賢也のベースソロ

よっちゃんのギターソロ

高浦ドラムソロ

原曲のよっちゃんソロに戻る

照明:真っ赤に変わる

 

ここ、今回のツアーの中でもかなり注目ポイントだと感じた。いつもの人懐っこい笑顔で「音大出身だから見せつけないと」と口にはするものの、メンバー同士の維持と技術とプライドのぶつかり合い。

 

=MC=

 

はっとり「どうですか!大ちゃんのソロが長い!!」

大ちゃん「もうライブ終わった?」

はっとり「まだまだ笑」

 

はっとり

「最終的にオリコンチャートが5位、タワレコチャートが2位。まさかの永ちゃん(矢沢永吉)抜くという。そのあと嵐にボーン!と抜かれたんだけどね。嵐のファンの人いたらごめんなさい。肩並べんなよってね。笑」

 

「今作のseasonは本当にいろんな人に届いたと思っていて。今作でマカロニえんぴつと出会ってくれた人もいるだろうから、このツアーは(マカロニえんぴつの)酸っぱいところも辛いところも幅広く味わってほしいなと。もちろん前から知ってくれてる人もいるから、みんなに楽しいんでほしいと思って、いろんな曲をセトリにしました。やりたいのもたくさんあったから、本当に難しかった。セトリ。」

 

「今作はメンバーそれぞれが作曲をしたということで。よっちゃんはどうですか。」

 

よっちゃん「でもさっきリハで恋のマジカルミステリーやるときに、インドやろうよって言ってたよね?笑」

 

はっとり「そうそう笑 通称ね笑 一番高齢なのに元気な曲を作ってくれたんですよ。」

 

はっとり「賢也はどうだった?」

 

賢也「いや、はっとりがね、曲に合った歌詞を書いてくれて。」

(筆者、ここで賢也が喋った!と沸く)

 

はっとり「そうそう、歌詞はね全部書きまして。いつもひとりぼっちな賢也には、ひとりぼっちじゃないでしょー?家にネコがいるでしょー?いつもフン踏んじゃうでしょー?って気持ちで二人ぼっちの夜を書きました笑」

 

賢也「今朝も踏んじゃったんだよね」

 

はっとり「いまここら辺の人(賢也の正面)ちょっと遠かったから!」

 

はっとり「大ちゃんはどうだった?」

 

大ちゃん「うーん、なんかカフェとかで周りのJKとかの話を盗み聞きするのが趣味なんだよね。それがアイデアになって作った」

 

(ここで会場きゃーっ)

 

はっとり「じゃあ周りのJKが愚痴ばっかりだったんだ笑」

 

はっとり「旬があるということはいずれ腐ってしまうようで。一時の旬は旬ではないんじゃないかなと思ってます。トレンドではなく自分が信じたものを好きでいれたらと思って書きました。TRENDという曲を。」

 

12.TREND

照明:

曲終わりから耳をたわしでこするような繋ぎ方のまま次の曲へ。

 

13.STAY with ME

曲間はっとり「ワンツー!ワンツー!」

 

はっとり「こっから後半。最後までついてきてね。」

 

14.ブルーベリー・ナイツ

照明:

いまやマカロニえんぴつを代表する曲の1つになったが、まるで曲の登場人物の心情を示すかのように、サビ中に濃淡を繰り返す紫の照明に引き込まれた。

 

=MC=

 

はっとり「夢みたいなことばかり起きています。夏フェスにたくさん呼ばれたり、ワンマンツアーのチケットがすぐに売り切れたり。あの頃の自分に、よくあの頃の曲を作ったと、そう言いたいです。そんな今、あなた達の前でこの歌が歌いたいと思いました。」

 

15.あこがれ

優しい笑みを浮かべながら遠くの一点を見つめるはっとりの表情が印象的。

 

16.二人ぼっちの夜

照明:綺麗に深く澄んだ青から途中鮮やかなコバルトブルーへ。サビではそこに光が射したかのように照明そのものの白色。

 

ここでサポートドラムの高浦が、ライブ始まってから終始、基本ははっとりの背中を見つめ、ときに曲の中でメンバー全員を流すように見ている視線に気付き、頼もしく感じた。世界一のドラマーとして生まれてくれてありがとう高浦。

 

=MC=

 

はっとり「楽しんでくれていますか。マンぴつです!GRAPEVINEの田中さんがつけてくれて、あ、全然関係ない話していい?」

 

「グループ名にさんつける人きらいなんですよ。あっ、いや嫌いじゃなくて、つけないんですね。だってビートルズさんとか言わないでしょう?お笑いもそう。東京03さんとか言わないでしょう。」

 

「略し方、マカえんの人?」

 

ちらほら手が上がる

 

「マンぴつの人?」

 

全然あがらない

 

「マカロニの人!」

 

まぁまぁ上がる

 

「そうだよね。最初は自分達もお客さんもマカロニって言ってたもんね。田中さんに言っとく。戻していいですかって。」

 

大ちゃん「許可制なんだ笑」

 

はっとり「でも神奈川のバンドですからね!だから横浜を1箇所目にしたいなと思って。まぁ川崎のバンドなんですけど。横浜の人って川崎目の敵にしてない?」

 

大ちゃん「でもはっとり、横浜の人嫌いって言ってたよね?」

 

客席「えええええ!!!!!」

 

はっとり「ちがうちがうちがう!!言ってない!でも横浜の人は出身横浜って言うんだよね!なぁ賢也!?」

 

賢也「……。」

 

はっとり「でも同じ神奈川ってことでこれからも仲良くやっていきましょう!もうそろそろライブも終わりですけどここから盛り上がっていきますよ!!いけんのか!!最後までいけんのかー!」

 

はっとり「最!低!限!の!生活には!洗濯機と君とラヂオ!」

 

ドゥーンドコドコドコドコ(はぁーあーぁー)

 

17.洗濯機と君とラヂオ

 

曲終わりから繋ぎで高浦ドラム

 

はっとり「いろんな後悔をなかったことにする歌をやります!!」

 

18.Supernova

コーラス:よっちゃん

筆者:爆上がり

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はっとり「これからもいつまでもあなた達の逃げ場所でありたい!ハートロッカー!」

 

19.ハートロッカー

筆者:爆上がり&爆上がり

大ちゃんのエアベース炸裂(かわいい)

「横浜のために歌ってます」

手拍子前:高浦両腕上げて煽り

 

=MC=

 

はっとり「すぐに浮気されてしまうような大きな情報はすぐ目につく時代です。浸透するのも飽きるのも早い時代です。でもそれは愛してもらう気がないバンドが多いせいかもしれない。離れてく人も見ました。メンバーも離れていきました。それでも諦めないために。愛してもらうためにはどうしたらいいか。あなtttちの(噛む)死ぬほど愛していくしかない、大事なところで噛んじゃうな。あなたにしようか。あなたのことを死ぬほど愛していくしかないとおもっています。今夜だけの関係じゃなく、こちらから嫌になるほど伝えたいと思います。寂しい時は俺も同じです。マカロニえんぴつはあなたのそばでそういう理解者でありたいです。ずっと愛し続けます。だからたまには愛をください。今日はもう愛をたくさんもらいました。ありがとうございました。最後に聞いてください。」

 

20.ヤングアダルト

照明:照明色そのものの強弱のみ。

サビコーラス:最初よっちゃん、「無駄な話を~」から高浦。

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はっとり「マカロニえんぴつという音楽でした。ありがとう、また会おう。」

 

照明落ちてここまでが本編。開演前の光を前にアンコールを求める手拍子が続くと、メンバーが再びステージへ。

 

はっとりロンT

大ちゃんT

よっちゃんオレンジ

高浦黄緑

賢也絶望ブラックにトートバッグ装備

 

はっとり曰く

よっちゃんママさんバレーのコーチ」

高浦「朝8時に玉川沿いを走ってる人」

 

=グッズ紹介=

 

大ちゃん「これからクリスマスもあるから靴下ね~」

はっとり「発想が古いな!」

 

はっとり「ハロー、絶望Tシャツめちゃくちゃ売れてるらしいです、先行物販で。ハロー、絶望を入れたいのは俺が考えたんだけどデザインはお任せだったの。そしたら。。。」

 

はっとり「楽しかったね!アンコールということなんで、あともう1曲だけやります」

 

en.21.ミスター・ブルースカイ

照明:薄水色+

 

 

=終演=

 

マカロニえんぴつ seasonリリースワンマンツアー

「マカロックツアーvol.8 ~オールシーズン年中無休でステイ・ウィズ・ユー篇~」

 

初日公演

1025日(金)

F.A.D yokohama

【セットリスト】

01. 青春と一瞬

02. トリコになれ

03. レモンパイ

04. MAR-Z

05. 恋のマジカルミステリー

06. 眺めがいいね

07. MUSIC

08. 愛の手

09. ワンドリンク別

10.なんだったっけ

11.幸せやそれに似たもの

12.TREND

13.STAY with ME

14.ブルベリナイツ

15.あこがれ

16.二人ぼっちの夜

17.洗濯機と君とラヂオ

18.Supernova

19.ハートロッカー

20.ヤングアダルト

en.21.ミスタブルスカ

 

MC内容は完全のものではありません。

20201122359分までセットリスト、公演曲、MC内容の一切の無断転載、ツイートを禁じます。

マカロニえんぴつという四季の移ろいで見つけた逃げ場所

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もうだんだんと秋も深まってもいい頃合いなのに、気温は30度を超えるし、半袖で外に出られるし、秋刀魚は1350円くらいするらしい。去年は100円くらいだったらしい。高くて食べることができない。秋という名の残夏。食べ物にも景色にも決まって旬というものがあるが、音楽にも同じことは言えるだろうか。答えは出ぬまま、四季の旬を詰め合わせたマカロニえんぴつの「season」がリリースされた。

 

前作LiKEに込められていたのは、ライクからラヴへと移っていくように、そして○○みたいからの離脱の想いだったか。自信はない。ただ、「STAY with ME」や、「トリコになれ」で見せた他を引きつけない圧倒的な演奏力と、溢れんばかりの輝く青さで12箇所の単独公演を駆け抜けたことは記憶に新しい。今やまさに"トレンド"の真っ只中にいる彼らだ。

 

season

メンバーそれぞれが作曲した曲達が四季の移ろいに準えて収められた今作では、ひとつに集まって光彩するあの演奏力、言わばマカロニえんぴつ力を紐解いていくようで。この路地を曲がったらどこに繋がっているのだろうか、いつもの大通りには出られるだろうか、それとも行き止まりだろうか。あの山の向こうにはどんな街があるだろうか。誰もが少なからず生きながら心に宿している冒険心がくすぐられる、宝地図のような、図鑑のような、今しかリリースされないであろう特別感の強い1枚になったように感じる。メンバーが作曲したそれぞれの曲をまるっと1曲にまとめたなら、私達が毎日のように聴いて最低限の生活になりつつあるマカロニえんぴつが出来上がるようにすら思えるから感動する。「彼らの今が詰まった」だとか「等身大の」だとかバンドを飾る薄っぺらい文句がCDショップにいけばいくらでもぶら下がっているけれど、それらを全部蹴飛ばして音楽だけで見せられて魅せられる感覚が濃い。これほどそれぞれの曲でメンバーの個性が前面に出ることが、それがひとつになることこそが、マカロニえんぴつらしさを生むということを、フロントマンであるはっとりは知っていたのだろう。そして信じていたのだろう誰よりも。ある意味ではメンバーよりも強く。

 

「恋のマジカルミステリー」の明るさはそんなはっとりが胸に抱える、メンバーの作った曲をリリースできる嬉しさや跳ねた感情がそのままに声を乗りこなしていて、田辺が影響を受けてきた少しレトロなロックを、現代のマカロニえんぴつが消化したような仕上がりになっている。

「二人ぼっちの夜」では、必然に逆らってでも離れたくない高野らしい想いが秘められた二人の歌が、「TREND」では、長谷川作曲の奥深く、凝っていながらもどこかシンプルさも感じる世界に身を任せながら、"トレンドになって""トレンドになんて"の間を揺さぶられる彼らの心情を覗き込めるようだ。

 


マカロニえんぴつ 「青春と一瞬」MV

そして、今作には前ツアーの最中、LiKEとは別に自身初のタイアップ曲として配信リリースされた「青春と一瞬」も収録されている。この後に続くMV発表となるのが、「Supernova」そして今作への期待が高まる「ヤングアダルト」になるわけで、どうしてもこの曲だけは「あぁ、マックのCMのね」なんて、どこか一人歩きしてしまっているような印象を受けていたが、seasonに収録されたことで、きちんとアルバムに綴じることができたように感じた。また年末に人が集まった頃にでも酒を交わしつつ、はにかみながらページをめくることができるなぁと思えたのが、個人的には意外にも今作で1番嬉しかった。

"僕らに時間は少し足りない"ということに気付くことができるのはいつだって、その時間が過ぎてしまったから、なのだけれど、時間が足りないということをその時間のうちに感じることができるようになったような感覚に触れたから、少なからず「マックのCMの」ではなくなったし、次に会場で聴けた時には今までよりもう少し退屈だけを愛し抜けるような気がしている。

 

夏フェスのステージに立つたびに、見たい人全員にチケットが行き渡らないことに馳せた想いを伝えてきたマカロニえんぴつから贈られた1枚には、フルボリュームのライブ映像と抜粋された音源が収録されている。旬なマカロニえんぴつからの、旬の詰め合わせだ。

 

"君に触りたい揺れながら少し悲しいキスをしたい"

こう歌う彼らの曲を愛した私達は、ずっと心待ちにしていたリリース日が終わった明日からも、彼らの人気に目配せしては時にやきもきして、夜の長さには飽きながら暮らしは続く。届きそうで届かないような、少しくすぐったいところで、たとえ甘すぎようが、それくらいがいいね、なんて言いながら追っかけていくに違いない。

 

信じてくれれば逃げ場所になってやると、胸を張ってマイクに叫び続けたあのバンドマンは私の代わりにどこかへ逃げてしまった。ちょうどその頃から、”逃げ場所がここにある"とマカロニえんぴつは歌い続けた。どこにも逃げることなく今日まで。

 

会社、学校、人付き合い、自分自身。

見失うほどの夢すら持てないヤングアダルト達の行き場はどこにもないが、彼らの四季を見届ける人の逃げ場所がここにある。

マカロニえんぴつ「ヤングアダルト」MV

拝啓、AAAMYYY様

こんなはずじゃなかったけどそんなもんなのかもしれない27歳になった。特別な日なんてものはその辺にゆらゆらと浮遊しているものではなくて、その日だけ、その人の為だけにあるに違いない。言うほど自分にとっても特別でもないし、すれ違うだいたいの人にとっても、あともう1日働かなきゃ休みにならない少し重たい木曜日だった。シャワーを浴びているうちに日付は変わっていたし、そういえば年越しした瞬間は酔っ払っててわからなかったりすることのが多くなったなと思ったけれど、これが大人になったんだという事を示す証になるかまではわからなかった。

 

27歳といえば、The 27 Clubなんてものがあるように、所謂ロックスターが死ぬとされている歳で、ここ数年は、この27歳が始まってからの365日(今年は366日だけど)のうちに死んでしまおうとか考えていた。ロックスターではないけれど、得るよりも失うことばかりのまま、何をやっても飽き性で続かなかった自分が生きることを続けたところでなにも生まれないし、ここに座っているだけでもお金がかかるし、生き続けるよりもよっぽどキラキラできるような気がしてた。大切だと思う人はいたし、いるけれど、正直自分がどうなるか、自分の方がよっぽど大切だ。だからあながち出任せではなかったけれど、駅のホームで帰路、自分を置き去りにして過ぎていく快速急行の列車を見て、これに身体を預けるのは怖いよなぁと思った。高いところから飛び降りるとしても、そもそも高いところが苦手だからそこまで行くことができない。かえって都合はいいのかもしれないけれど泳げないし、そもそも水に入るのが嫌だから溺れることもできないし、今日も赤信号で止まって青信号を待ったから、よっぽどがなければ車に撥ねられることもない。気持ち悪いのも嫌だな、二日酔いですらあんなにつらいのに、薬とかそんなにたくさん飲めない。先日の健康診断の採血すら嫌なのに痛い思いしたくないな。っていうか、死んだところで誰か気付くか?そんなことばかり、よく考えてみたところで、本当に心底なんにもできない人なんだなぁと思ってるうちに夢を見て近く、10000回目の明日がくる。


AAAMYYY - Over My Dead Body [Official Music Video]

渋谷でAAAMYYYを観た時に、「屍を超えていけ」の演奏前、AAAMYYYAAAMYYYのお師匠さんに関することを話していた。それに続けて、「死ぬなんて勇気はないから、私達は生きていくしかない」とAAAMYYYの声がして本当にその通りだなぁ、と思った。その帰り、混雑する電車の中で酔ったサラリーマンに囲まれながら顔をしかめるOLさんを見て、本当にその通りだなぁ、と思った。誰もがいろんなことを抱えながら生きているのが当たり前で、でも当たり前って結局なんなんだ。もし、5月の下北沢でAAAMYYYと出会っていなかったら、AAAMYYYを知らないまま今も生活していたら、あの暑い夜に渋谷でAAAMYYYを観ていなかったら、今日から始まる365日(今年は366日)を生きようとせず、160日くらいのところでもういいやってなってたかもしれない。なってたと思う。そういう予定だったし。こんなこと言っても生きれる保証はない。少し大袈裟な話になってしまったけれど、出会ったり別れたり、生きたり死んだり、選んだり選ばなかったり、現実に起こることそのものがいちばん現実的じゃなかったりする。人の想像することの方がよっぽど現実だ、と思う。ロボットがピザ運んでくれたり車が空を飛んだり。まだ飛んでないか。AAAMYYYありがとう。

 

素晴らしい景色をたくさん観たいとか、美味しいものをたくさん食べたいとか、あんなことがしたいとか、こんなことがしたいとか、毎年あんまりなくて、どちらかというとしたくないことの方が多い気がするし、結局したくないことばかりして過ぎる気がする。星の数ほどの嘘をつくくせに建前と本音は隔てなかったりしながら、思っている本当だけが口を出なかったりする。決めた時間の30分後に起きて、決めていない時間の列車に揺られて、決められた時間までに出社して、決まらない時間に帰って、やっぱり決めていない時間の列車に揺られて帰ったりするような毎日が続く、と思うとなんか適当なワンルームにでも引っ越したいなぁとか思ったりする日もある。いつ誰がどうなるかわからない毎日をどうにかして超えていくかもしれないし、来月には祖母が喜寿を迎える。淡く色のついた日ばかりが流れるだろう。はじめまして、よりも、さようならばかりの毎日があるとしても、ただ今のところ思うのは、なるべくなら怪我はしたくないし、二日酔いの朝は確実に減らしたい。やっぱり痛いのも気持ち悪いのも嫌だし勇気もないし。

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ナキシラベを誰が評価できようか

7月も峠を越えて、8月の麓が見え始めるこの頃、世間はきっと夏休みを迎える頃だと思う。夏休み中にたくさん宿題がある子供達も、夏休み前にたくさんの課題とテストがある学生達も必ずどこかで誰かに評価されていることだろう。誰かの成果を決めるのはまた違う誰かであって、それに対してきっと異論はないのだろうけれども、じゃあ誰かの価値を決めるのはまた違う誰かであっていいかについては、そうそう簡単な話だとは思えないような気がする。

 

少なくとも誰かに評価される器では収まりきらないバンド、ナキシラベを地元の神奈川は小田原から乗り継ぎ飽きるくらいにはほどよく離れた渋谷にて目撃した。そもそもこの「HASHIGAKI」は、昨年末に東京町田で見たナキシラベの衝撃が大きく、見たものをなにか形に変えることはできないか、と考えた結果、安易に綴り始めたのが、ゆらりゆらりと今にも消えそうな灯火として続いて今に至るので、実にそのときぶりに目撃したわけだった。し、今も1記事目はなぜか、なぜかなんて言うべきではないかもしれないけれどきっと本能の導くところであろう、ナキシラベの 記事となっている。

 

catsuz-w.hatenablog.com

この日はナキシラベのレコ発として自主企画となる、#harukakanataで、時々耳にするこのイベントも、はやいもので7回目を迎えるらしい。the ciboと、それでも尚、未来に媚びるの2バンドを迎えてのスリーマンライブ。ナキシラベの直前に抜擢されたそれでも尚、未来に媚びるが演奏を終えるとホールから抜けていく多くの人の姿もあったが、素晴らしく見る者の心に訴え殴り続けたそれ媚びを見たにもかかわらず、そのままナキシラベ を目撃しなかったことを近い将来後悔することになる。そう決めつけた。100歩譲っても、そう決めつけたところで誰にも文句は言われない程度には、ナキシラベは伝説の夜を渋谷に打ち立てたと感じた。

 

この日会場にてリリースされた新「ARCHE」からの新曲を中心に、これまでナキシラベを支えてきた古くの曲も織り交ぜながら披露された1時間を少し欠けた時間は、人々を置いていくスピードで開発の進む渋谷のど真ん中に、新たなシーンを刻み込んだに違いない。


ナキシラベ nakishirabe「ARCHE」【Music Video】

不思議なことに彼らの未来はほぼ見えず、まるで通せんぼでもされているかのようだ。それほどこれから先がわからない。どれだけ進化していくのかか見えない。誰にも評価させない。置いていかれてはいけない。これからのナキシラベを見逃してはいけない。

 

 

ナキシラベ pre. #harukakanata vol.7

《セットリスト》

1.アイビーアイビー

2.phenomenon

3.ARCHE

4.陽炎

5.キラーアタック

6.77days

7.24/7

8.彩光

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